リハビリ2週目 ステラ 有難う!
2008年 10月 24日
10分ぐらいとのこと。MEをお母さんに見てもらい、家を出た。
今回初めてなので、お義母さんのお友達のステラがついて来てくれることになった。
ステラは、パリのインタナショナルスク-ルで働いていた人で、とっても明るく、赤いル-ジュが似合うマダムである。家に遊びに来る度に、日本語を覚えて帰るほど、好奇心も旺盛である。
日本にもとっても関心があり、「ケイコ・キシはとってもチャ-ミングねえ。」「ヨ-コ・タニも素敵~」(後者は私は知らないが・・)と、日本が大好きだといつも言っている。歌も上手で、
いつも、家に入ってくるなり、「コンニチハ~ランランラン~」と何でも歌にしてしまう、とっても楽しいマダムである。そして気遣い上手な人でもある。
私が、骨折で家に閉じこもっているので、時々やはり、気が滅入ることもある。先日、家に来た時、ステラはそれを見逃さなかったようだ。疲れた様子の私を見て、次の日、ステラは、わざわざパリオペラ座の京子という日本食品店に行って、私に「日経新聞」を買ってきてくれた。彼女の優しさが心にじ-んとしみる。
そんなステラなので、私も一緒に行ってくれて楽しかった。
さて、歩いてみると、やはり松葉杖なので、疲れてきた。そして、10分だったはずの道も思ったより遠く既に20分経過。次の角を曲がればと、自分を励ましながら歩いていると、まだまだ先。そしてその次の角を曲がったら、先生のキャビンの前の通りと聞いて、もう一分張りした。・・・・が、角を曲がると、長崎の街のような傾斜の大きい坂道が目の前に現れたのだ。
一気に、やる気がなくなる。
はじめは、大丈夫と言っていた私も、次第に口数が少なくなり、10数歩歩いた頃には、ほとんどしゃべれなくなった。ふ~っ、さすがにきついな~と気が付いたらみけんにシワを寄せていた。そんな時、うしろから・・・突然・・高い声が聞こえてきた。
「ばんざ~い!」
後ろを振り向くと、ステラが笑いながら、もう一度言った。
「Yuki ばんざ~い!」
思わず、吹き出した。そして、その笑いで疲れも吹っ飛んでしまった。すばらしいマダムである。その後2人で笑いながら、歩いているとあっという間に先生のキャビンに到着した。そうそう、先生の名前は、ダミアン ドゥ モンシャリン氏でした。
さて、リハビリは、
①足首のマッサ-ジ。気持ちいい。
②ふくらはぎに負荷(5キロぐらい)をかけて足の上げ下げ
③バランスボ-ルに座り、前後にボ-ルを動かす。
正味30分ぐらいで終了。状態はなかないいようだ。家では、松葉杖1本で歩くように指示された。自宅での筋トレは継続。手ごたえがあって、満足だ。
帰りは、あの坂道を下ってきた。
下の道まで来た時、ステラと目を合わせながら、一緒に大声で叫んだ。
「ばんざ~い!」
by yukiparis | 2008-10-24 00:22 | 骨折